ユーロに影響!?EFSFに関して

日本株見通し「金融・ネット関連に注目、目先日柄調整なら出遅れセクターへ」

日経平均は引き続き底堅い展開を想定する。225先物は昨夕のイブニング取引で一時10390円と10400円を下回り、シカゴ先物でも10390円をつけていた。ただ、その後の米国市場の下げ渋りによってシカゴ先物も切り返している。結果的には12月SQ値(10420.74円)が、心理的なサポートとして機能していることが確認された格好になる。また、中国の金融引き締め懸念はくすぶるものの、日本に続いて欧米市場の下げも限られたため、一先ず警戒感が和らいだ形にもとらえられよう。

 

物色としては、商品相場の下落影響から資源系セクターは手掛けづらくなるほか、ナスダックの連日の弱い動きからハイテクセクターも手掛けづらい。ハイテクセクターについては、米インテル、アップル、IBMの好決算にかかわらず利食い優勢が続いており、「好決算=利益確定」の流れに向かっている。

 

ただ、グーグルの好決算によって、新興市場を中心としたネット関連へは物色の矛先が向かいやすいであろう。そのほか、モルガン・スタンレーの好決算が、直近のシティ、ゴールドマン・サックスの下げによる先行き不安感を後退させることから、メガバンクなど金融セクターのリバウンドも意識される。目先的な日柄調整が意識されるなか、出遅れているパルプ・紙、陸運、水産・農林、空運、医薬品、サービス、倉庫・運輸などに資金が向かうかも注目される。そのほか、テーマ株や材料株への物色も循環が続いているほか、低位で割安、出遅れといった銘柄への商いも続くとみられる。

 

なお、1/20のNY市場でダウ平均は2.49ドル安の11822.80、ナスダックは21.07ポイント安の2704.29。シカゴ日経225先物清算値は大証比40円高の10480円。ADRの日本株はトヨタ<7203>、キヤノン<7751>、三井住友<8316>、デンソー<6902>、三菱電<6503>、オリックス<8591>、日東電<6988>など、対東証比較(1ドル82.97円換算)で全般小じっかり。なお、マーケット終了後に検索大手グーグル(GOOG)は予想を上回る決算を発表。

今晩の為替相場では、18:00頃にユーロ圏の製造業PMI(購買担当者指数)が発表される。予想は57.0(前回57.1)。2009年10月分から景気判断の分岐点となる50を上回っており、昨年3月分からは55を挟んだ高水準となっている。先週金曜日に発表された独Ifo景況感指数は、西東ドイツ統一以降の最高値を示し、ユーロ圏債務国とドイツの長期金利差が縮小、ユーロは続伸した。欧州ソブリンリスク懸念も後退しており、今回強い数字が示されればユーロの一段高もあり得る。ただ、本日は注目材料が少なく、週央には日米の金融政策会議(会議後に政策金利発表)、金曜日には米GDPと重要イベントが控えていることから大きく動くことはないだろう。